今、元気に動き回れるうちに、自分にもしものことがあったときのための準備をする人が増えています。この準備は終活といわれ、テレビや雑誌などでも取り上げられる機会が多くなりました、終活を始めてみたいけれど、何から行えばいいのかわからない場合は、遺書の用意をすることから始めるのも一つの方法です。
遺書は遺言書とは違い、法律文書ではないので書式などは自由です。法律的な制約がないので、家族や大切な人に読んでもらうことだけを考えて自由に書くことが可能です。大切な人に伝えておきたい気持ちをはじめとして、お願いしたいことなどを自由な形式で書いてみましょう。
感謝の気持ちだけではなく、自分の葬儀に関して希望がある場合は具体的に要望を記しておくこともできます。どのような葬儀を行ってほしいのか、どれくらいの規模を希望しているのかなどを書いておく他、葬儀に来てほしい人がいる場合はリストを残しておくとよいでしょう。また、入りたいお墓の希望があるときも具体的に書いておけば、残された人が困ったり迷うことがなくなります。ちなみに、SNSを利用している人は、ログインIDやパスワードなどを明記しておけば、自分にもしものことがあったときに削除してもらえるので安心です。